97.5兆円の使い道
97.5兆円、まだ内閣で作成された「案」で、年明け以降国会で審議されるのですが、その使い道で思うところを。
現在は貸与型(卒業後に一定期間で返済)のみであった国の奨学金に給付型(返済しなくてよい)ができます。今までの貸与型に比べ、対象者となるハードルが高いのはやむを得ませんが、家庭の事情などでやむなく進学をあきらめざるを得ない人を救済できる制度は、未来を支える人への投資として良い政策です。将来的には200億円程度の財源が必要とのことですが、これを防衛費、例えば新型戦闘機6機の購入費(880億円)や新型輸送機4機の購入費(390億円)と比べると、何とも歯がゆい思いがします。
勿論、中国や北朝鮮等の脅威に対する防衛は必要なことですが、対話することで軽減できることはないものでしょうか。ただ競うように増やしていくだけでは、双方にとってムダのように思えてなりません。
2016年12月23日 21:32