冬の悩みごと、どのように対策していますか
結露は、空気中にある水蒸気が冷やされて水滴となったものです。空気は温度が高いと多くの水蒸気を吸収することができ、逆に低いと少なくなります。中学校の理科で習う「飽和水蒸気量」のことです。冬は暖房で部屋の温度が上がり、たくさんの水蒸気を含んでいます。これが、窓や壁の周りにある冷たい空気とぶつかることで温度が下がり、吸収できなくなった水蒸気が水滴となったものが結露です。
対策は2つ、「温度差をなくすこと」と「水蒸気を減らすこと」です。温度差をなくすには、外壁と内壁の間に入れる断熱材やペアガラス(複層ガラス)が有効ですが、既存の住宅を修理するには工費が高くなります。よって、後付けでも取り付けできる内窓(インナーサッシ)が有効です。
一方、水蒸気を減らすことは比較的簡単にできます。水蒸気を発生させない暖房機(電気ストーブ、ファンヒータ)を使う、あるいは定期的に部屋の空気を入れ替えるなどです。
ちなみに我が家では、「空気中の水蒸気を減らす」という対策として除湿器を使っていますが、それなりの効果はあります。一日で驚くほどタンクに水が溜まります。
※写真は賀茂川・上賀茂橋界隈にて(京都市北区)
2017年01月08日 07:22