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かつての下宿の現代版がはじまりました

三十三間堂
数日前、自宅のポストに京都府からのチラシが投函されていました。
その内容は、次世代下宿「京都ソリデール」についての案内と募集に関するものです。この京都ソリデールとは、異世代同居ともよばれ、高齢者が自宅の空き室を大学生(社会人も可)に割安な家賃で提供し、同居・交流する取り組みです。私が学生であった頃の「下宿」で、大家さんと同居するタイプに似た仕組みです。家賃の額や食事の有無などは、仲介に入る受託業者が学生、高齢者の条件をマッチングして提供、紹介する仕組みになっています。少し調べてみると、もとはヨーロッパで1990年代に始まった制度で、国内ではすでに東京都や福井県で試験的に実施されているようです。
「個」の時代と言われる今、学生も以前のような先輩後輩が一つ屋根の下で生活するスタイルから、学生マンションでの生活に変わってきています。特に女子学生はセキュリティの面でその傾向が助長されています。また、住居環境だけでなく大学での日常でも、一人で講義を受け、「ぼっち席」と呼ばれる席でひとりで食事をして、サークルにも入らないという学生が増えているといいます。そういった学生が、そもそも「京都ソリデール」を希望するかという議論はさておき、家族ではないけど、高齢者と大学生が同居し交流するということは、学生にとって得るものが非常に大きいのではないかと思います。
また、高齢者側の立場では、過度に学生に負担をかけることはできませんが、一緒に住むことだけでも、生活や精神面での負担の軽減になります。この安心感は大きなメリットです。

先ほどのチラシには、実際に高齢者との同居・交流を希望している大学生がいることが記載されています。学生の街・京都からも少しづつでも裾野が広がって行くといいのですが。
※写真は三十三間堂(京都市東山区)

次世代下宿「京都ソリデール」事業に関する京都府の資料はこちら


2017年01月26日 04:54
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