皆さんの会社の「ノー残業デー」、有効に活用されていますか?
さて、この「ノー残業デー」の効果ってどれくらいあるでしょうか。もちろん会社にもよりますが、なかなかうまく制度が活用されていない会社、結構多いのではないでしょうか。理由はいくつか考えられますが、大きく2つあるのではないかと思います。
まずは、社員それぞれの意識です。中には「残業=生活費の補てん」、つまり時間外手当を得るために、特に仕事がなくても残業をしている人は少なからずいます。また、長時間勤務をすることが評価につながると考えている人もいます。まず、この意識を変えることが必要です。また、時間内で与えられた仕事をこなすことが評価につながること仕組み、あるいはそれが賞与として評価される仕組みを会社として作ることも必要です。
そしてもう一つ、管理職自らが率先してノー残業デーを実践することです。管理職の中には自分の若い頃の経験から、残業をすることや長時間労働をすることを美化している人、その価値観を部下に教育する人がいますが、これは言語道断です。これでは無駄な残業はなくなりません。もっと管理職が「時間=お金」の意識を持って、自分自身や部下を管理することが必要です。
必要な残業と不要な残業、効率よく仕事をした結果の定時退社と非効率的な仕事による残業、それぞれ評価にメリハリをつけなければ社員の意識改革やモチベーションの向上にはつながりません。
※写真は真如堂境内にて(京都市左京区)
2017年02月20日 05:22