「いい会社の定義」とは・・・
さて、就活生の方だけでなく、社会人として企業に勤めているみなさんにとって「いい会社」とは何でしょうか。「一部上場企業であること」「社会に貢献していること」「製品がよく知られていること」「世界的に有名であること」「独自のノウハウを持っていること」等、いろいろな考え方があります。私自身も会社員であった頃、あるいは採用担当者として学生さんと向き合っていたころ、必ずと言っていいほど、学生さんに質問しました。そのときに帰ってきた回答次第で採否云々ということはありませんでしたが、その人の会社に対する想いはそれとなく図ることができました。
反対に学生さんから質問されたことも多々あります。そのとき、私はいつも同じ回答をしていましたし、いまでもそう考えています。それは、私が思ういい会社の定義は、「社員を大切にする会社」です。
実はこの思いの根底にあるのは、「かんてんぱぱ」で有名な伊那食品工業の経営者の考え方を以前に雑誌で読んで心に残った言葉からでした。いまも同社のホームページには同じような記載があります。以下に一部を抜粋します。
「社員は家族です。 食べ物が少なくなったからといって、家族の誰かを追い出して、残りの者で食べるということはありえません。 会社も同じです。 家族の幸せを願うように、社員の幸せを願う経営が大切なのです」
いい会社の定義、意見はいろいろあるでしょう。
でも「社員の幸せを願う経営」、とても大切なことだと思いませんか。
そんな会社で仕事ができたら幸せですよね。
※写真は京都御所にて(京都市上京区)
2017年03月13日 05:31