100人に2人が100歳まで
13日(金)の厚生労働省のホームページでは、今年度中に100歳となり「百歳高齢者表彰」の対象となる人数が掲載されています。さて、その人数どれくらいだと思いますか。
全国で37,005人、前年に比べて4,764人増加ということです。男女の比率は男5,147人、女31,858人と、圧倒的に女性の方が多いのですが、37,000人が100歳となるというのはちょっと驚きです。そこでちょっと調べてみました。その分母は果たして何人だったのか、つまり同級生は何人いたのか。
今年100歳となる方が生まれた年は1919年(大正8年)、世界史では「いくいく条約」の語呂合わせで覚えたベルサイユ条約が結ばれた年です。この年に生まれた人は同じく厚生労働省の統計では1,778,685人です。先ほどの「百歳高齢者表彰」の対象者は今年度100歳になる人ということで、期間が多少ずれますが、おおよそ100人に2人が100歳を迎えたということになります。さて、この比率は多いのか、少ないのか。
ちなみに100歳以上の人口はといえば71,238人で、これは日本人1,770人あたりに1人にあたります。私が子どもの頃、近所で100歳以上の人を見かけることはなく、例えば1978年(昭和52年)の100歳以上の人口は792人、当時の人口で割ると141,338あたりに1人です。ちょっとした地方都市にひとりから、町内にひとりになったそんな感じでしょうか。
さてさてあと20年、30年後、この国の街の様子はどうなっているのでしょうか。
2019年09月16日 13:06