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入る時ではなく、入ってからでいいのでは

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来年度から、大学入試の仕組みが大きく変わり、今の高校2年生の人がその対象となります。

その目玉は英語の試験。これまでのセンター試験では、「書くこと」と「聞くこと」が問われてきましたが、来年度からの試験では、共通テストとして「書くこと」と「聞くこと」を問い、新たに「話すこと」と「聞くこと」を民間の試験を利用して問うということになっています。

確かに、中学や高校で学ぶ英語では、なかなか外国人と流暢に会話をするというレベルになることは難しいかもしれません。私の世代は典型的な受験英語しか学んでいないので、今の世代の人より更に厳しい?といえるかもしれません。これから国際化が進む中で、「話すこと」と「聞くこと」を底上げしようというのが今回の取り組みなんでしょうか。とはいえ、ちょっと拙速なような気がします。

そもそもなぜ民間の試験を使うのか、それぞれ試験が問う目的やレベルが異なるとのこともあり、それを試験の合否の尺度として用いるには無理があるように思います。受験料もそれなりに必要で、経済的に恵まれた人は、本試験の前にお試しに受けることもできますが、そうでない人もいます。昨日のブログの「運動会のお弁当」の話がダブります。

個人的な意見ですが、これだけ大学が増えて、希望すればほぼ全員が入学できる時代に、何も入り口で手を変え品を変えて能力を試す必要はないのではないでしょうか。もしそういった能力を問うのであれば、大学卒業までに必要なカリキュラムを設けて、出口で試せばよいのです。大学でそんな時間はないという意見もあるもしれませんが、世の大学生を見ていると、決してそんなことはないでしょうし。

入り口は今のまま、入ってからでもいいのではないでしょうか。

 

2019年09月24日 06:36
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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