8%と10%、トラブルにならなければいいんですが
いままで2回あった引き上げと今回の大きな違いは、税率に違いができること。ポイント還元もありますが、こちらは期間限定でいずれは終わる制度。税率の違い(軽減英率)はこの先も続くだけに、いろいろと問題となるのではないでしょうか。8%に据え置かれるのは2つ、酒類・外食を除く飲食食品と週2回以上発行される新聞で定期購読契約に基づくものです。特に食料品については、いろいろと問題点が指摘されたりしています。
以前にも当ブログでも書いたことですが、コンビニやファストフード店などで、テイクアウトと店内で食べる場合では税率が異なることなります。ファストフード店では、今でも注文時にどちらかを聞かれますが、今後はイートインコーナーがあるコンビニでは食品を買ったときには聞かれることになるんでしょうか。また、制度を悪用して、テイクアウトするつもりがないのに8%で支払い、店内で飲食する人が出てくるやもしれません。そんなとき、後から「2%分お支払いください」と言うのでしょうか。でもそれを認めてしまえば、不公平がまかり通ることになります。最近はコンビニのレジには外国人留学生が多く働いているのを見かけますが、レジ精算だけなく、客とこういったやり取りでトラブルになったら、対応しきれないように思います。
他にも、食品と思った買ったものが薬品であったり、酒類に該当したり、テイクアウトのつもりがイートーインに該当したりと、ある程度理解して慣れるまでは混乱しそうです。税制は公平でなければいけませんが、脱税を節税といいように解釈して、制度を悪用するようなことが当たり前になっては困ります。
「余計な心配事だった」と言えればいいのですが。
2019年09月27日 13:16