今年も相談員を務めてきました
ゼスト御池の河原町広場にて、午後12時30分から午後4時まで、私は7人の方の相談をお受けしました。その内容としてはお一人を除いて全て年金に関すること。年金の仕組みや、もらえる金額はどうやって決まるのか。あるいは、本来厚生年金に加入していた記憶があるけど、実際にはもらっていないがどうしてか、といった内容など、結構専門的な質問が多く、知識を総動員して回答させていただきました。
そんな中で、一番印象に残ったケースを一つ。この方は10年以上前に支給開始年齢(65歳)になった際、「加入年数がたりないので年金はもらえません」と年金事務所で説明を受けたことがあり、今は民間で積み立てた年金保険を生活の糧としているとのこと。しかし、よくよく今までの経緯を伺うと、現役のころに保険料を納付した期間は10年以上あるとのこと。もしそうであれば、今なら年金をもらうことができます。
以前にこのブログでも取り上げましたが、老齢年金は平成29年10月から、加入期間が10年あれば受けることができます。確かに10年以上前の時点では加入期間が短く足りないのですが、今なら受け取ることができます。早々に年金手帳と本人を証明することができる物を持って、年金事務所に行くことをお勧めしました。
今年の夏、「25年」から「10年」にかわるもの(2017.5.25)
もしかすると周りにこんな方がいるかもしれません。公的年金を受けていないという人がいたら、一度加入期間を確認してみてはどうでしょうか。
2019年10月16日 07:04