最初からわかっていたことなのに
報道を見る限り、もう少し早い時期に相応の立場の人には伝達されていたようですが、このこと自体の早い遅いはそれほど問題ではないように思います。むしろ、なんで今頃、ここまできて分かり切っていたことが問題となるのかという疑問、誰しもが持っているのではないでしょうか。
東京の夏が暑いというのは誘致運動をしていたときからわかっていたこと、そもそも梅雨明け直後から8月中旬までのもっとも暑い時期に設定されていることも問題で、それを承知で公の場で決まったことです。すでに多くの資金が費やされて、それを前提にいろいろな準備が進めらてきたことが、すべてちゃぶ台返しのごとくご破算となるわけです。もちろん選手や観客のことを考えれば総論ではやむを得ないのですが、ここまでに至るプロセスがどうも摩訶不思議となってしまいます。
何事も、最初から全てを見越して物事を決めるというのは難しいことで、その都度の変更は必要です。とはいえ、最初からわかっていたことを持ち出すと「あれもこれも」と今後同じような意見が出てこないのでしょうか。多くの利権も絡むだけに、泥臭い話が出てくるのは、個人的にはあまり見たくないものです。
さて、最終的には札幌となるのでしょうか。
2019年10月17日 09:15