これも情報公開の一つなんでしょうか
今年の合格者は受験者数38,428人に対し2,525人、合格率は6.6%と最近10年間の合格率の平均である6.5%とほぼ同じという結果となりました。何はともあれ合格された皆さん、おめでとうございます。
今年は京都会の理事ということで、京都市内の試験会場で試験監督をさせていただきました。あの張り詰めた緊張感で一杯の空気の中で、午前80分、午後210分という長丁場の試験に求められるのは、知識に加えて体力と集中力を持続すること。実はこれが社会保険労務士試験の最大の難関とも言われていますが、見事クリアされた方々の満足感、達成感はそれまでの苦労が大きいだけにひとしおかと思います。
さて合格された方はこれからその資格をどう使うか、私の場合は合格後20年間、企業の中で生かすことができました。社内だけでなく、システム開発の現場でも役立てることができました。使い方、役立て方はいろいろあります。難関を突破して手にした資格、是非有効に使って頂きたいと思います。そして京都会に登録される方がおられたら、一緒にお仕事ができる日をお待ちしております。
最後に、「社会保険労務士試験の合格基準の考え方について」として合格基準がホームページ上で公開されています。この理由は「国民に分かりやすい簡易なものとすることが望ましいことから」とのことですが、これも情報公開の一つなんでしょうか。私の頃と比べるとあまりの違いに隔世の感をヒシヒシと感じてしまいます。
2019年11月11日 15:26