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減少幅の拡大が続いていくと・・・

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先日発表された人口動態統計速報、これからこのはどうなっていくのでしょうか。

人口動態調査では、毎月の出生数や死亡数、自然増減数、婚姻数、離婚数の過去3年間の動向を見ることができます。その中で数字がどんどん大きくなっているのが、自然増減数、今の日本では減少数です。直近の統計では今年の10月の数値となりますが、過去3年間の1月~10月までの数値を比較すると
【2017年】 ー366,561人
【2018年】 ー414,452人(前年比プラス47,891人)
【2019年】 ー475,711人(前年比プラス61,259人)

とマイナス幅がどんどん大きくなっています。このペースでいくと、今年の自然減は50万人を超えるかもしれません。人口に関する話題はしばしば当ブログでは取り上げていますが、その理由は人口が私たちの生活に与える影響があまりにも大きく深刻なことを考える機会が少ない、あるいはあまり感じていないことへのワーニング。どの国でも人口はその国を支える基盤であり、ある一定の人口を維持できなければ、あらゆるところに無理が出てきます。例えば社会インフラや社会保障を維持するには、多額の資金が必要になりますが、この資金は国民や起業が納めた税金。人口が減少するということは負担する人が減るということで、いずれ立ちゆかなかくなってしまいます。

もっとも、人口が減れば社会インフラも小さくてもいいはずなんですが、今の世の中を見ると小さくするどころが、ますます大きくなっているように思います。果たしてこれから数年後、数十年後に大きな社会インフラを支えていけるんでしょうか。社会保障も給付を受ける人は増え続け、反対に負担する人は減り続ければいずれ破綻することは明らか。桜の会の議論より、もっと将来の国民のために議論をしてほしいものです。

さて、10年後のこの統計ではどんな数字になっているんでしょうね。

 

2019年11月27日 07:11
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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一柳 賢司

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