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観光にもマナーが必要なはずですが

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先日、市内のある古刹へ紅葉を見に出かけたときに見かけた光景です。

お隣の国からと思われる若い女性グループの観光客、自撮り棒を使ったり、相互にポーズを取りながら撮り合ったりしていました。しばらく何気なく見ていたのですが、そのうち紅葉をいくつか枝からちぎり髪の毛に刺し、おもむろに竹で作られた低い柵を越えて、苔で覆われた紅葉の下へ。代わる代わる繰り返し写真を撮り始めたのです。

「枝をちぎってはいけない」とも、「柵を越えて苔の上に入ってはいけない」とも書いてあるわけではありません。が、自然に手を加えたり、あるいは苔を踏んだりすることはNGというのは暗黙の了解です。文化の違いでわからないのかもしれませんが、周りで誰もしていない、誰しもが柵の外から撮影をしている様子を見れば言わなくても分かると思うのですが、残念な行為でした。

見るに見かねたガイドらしき人が「Don't come in」と声をかけてようやく止めたのですが、こういった光景はここだけの話ではなく少なくありません。最近では撮影禁止や立ち入り禁止など、日本語・英語・中国語で書かれた看板を見かけることが増えました。その分風情が損なわれてしまいます。もちろん外国人に限らず、日本人の中でもそういった行為をする人はいるでしょう。写真を撮ること自体は何の問題もありませんが、ルールに反して、自然や文化を壊すような行為が前提になることだけはあってはならないとのではないでしょうか。

 

2019年12月01日 14:53
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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