いったいどうなっているんでしょうか?
①繁忙期の残業上限「月100時間未満」で決着?
このブログでも何度も書いてきましたが、この結論には驚きました。まず、「100時間以下」と「100時間未満」という言葉遊びに多くの時間をかけてきたこと自体も呆れますが、そもそもこの100時間というのは、厚生労働省が平成13年12月12日に厚生労働基準局長名で出した労災の認定基準、いわゆる「過労死ライン」と定めている1ヶ月の超過時間です。要は「過労死ラインギリギリまでなら残業してもいいよ」とお墨付きを与えたようなものではないでしょうか。現在の実質無制限から比べればいいのかもしれませんが、これだけ議論して結果が過労死ラインギリギリというのはどう理解し、呑み込んだらよいのでしょうか。全く理解できません。
②元に戻せば責任問題はなかったことになる?
見聞きしない日はないくらい話題の大阪の私立小学校の話、とても子供を受け入れられる状況ではなく、認可取り下げは当然です。補助金の返還や土地の買戻し請求等、関係行政機関が横並びのような対応を取り始めました。犯罪に当たるかどうかは別として、虚偽行為があれば当たり前のことで、むしろ国民の財産や税金が使われたのであればどんどん請求してもらわないといけません。
ただ、これ以上突かれることをかわすため、フタをするためにされているような気がするのは私だけでしょうか? 例えは悪いですが、「親が子どもをそそのかして万引きをさせたが見つかった。じゃあそれを返すので親は責任をとらなくていいことにしてよ」ということが起きているような気がします。
③何かがすり替わっているように見えますが
自衛隊とか、安保法制とか、憲法9条について、ここで意見をするつもりはないのですが、今回のPKO派遣~撤退の経緯を見ていると、何がしたかったのか全くわかりません。国際貢献も大切なこと、自衛隊員の命はもっと尊いものですが、「派遣する」「撤退・撤収する」という言動が何か他の目的のため、或いは何かを隠すためにすり替えられているような気がします。単なる新しい仕組みを作ったのでその実績作り、誰かへのアピールのためにその場しのぎで行われているように私には見えます。
どれもこれも何かしっくりいきません。何故でしょうか?
もしかして責任を取るべき人が取っていないからなんでしょうか。
2017年03月15日 05:13