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減少と増加は今後さらに大きくなる?

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厚生労働省が「令和元年(2019)人口動態統計の年間推計」をホームページで公表しました。

例年のことですが、いや今年は例年以上に衝撃的な数字がならんでいます。出生数は初めて90万人を割り、86万4,000人。日本の出生数は、第二次ベビーブームの昭和48年をピークに減少し続けています。戦後の第一次ベビーブームの人たちが適齢期となってできたピークが第二次ベビーブーム、でも第二次ベビーブームの人たちが適齢期となったころ、日本は晩婚化が進み、また失われた20年の真っ只中、第三次ベビーブームはほんの小さな増加としかなりませんでした。適齢期の人が減れば、他の要因も合わさって出生数はそれ以上に減っていきます。一体何処まで減少するのか、50万人を割るのもそう遠くないかもしれません。

反対に死亡者数は増え続けており、今年の推計は137万6,000人でこちらも過去最高となっています。医学が進歩し高齢化は進んでいますが、人はいずれは亡くなります。今後は人口の多い世代がますます高齢化し、亡くなる方も増え続けることが想定されます。出生数は減り、死亡者数は増え続ければ、人口減少の幅もどんどん大きくなっていきます。今年は51万2,000人、地方の中核市が一つなくなってしまいました。いずれ100万人都市が消えたということになるかもしれません。

今後どんどん人口減少が進めば、じわりじわりといろいろなところに影響がでてきます。社会を構成する人口が減るわけですから、それに併せたサイズにしておかなければなりません。でもほんの数日前に決定した来年度の国家予算は過去最高、将来へのツケ回しとも言える国債は増え続け、次の世代の人たちはどうやってこれを負担するのでしょうか。

ちなみに2015年の大学の定員数は約60万人、もちろん18年後もこのままとは思えませんが、とても全ての大学経営が成り立つとは思えません。こんな歪みが今後出てくるんでしょうね。

 

2019年12月24日 15:33
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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一柳 賢司

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