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とうとう?ようやく?やってきた曲がり角

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先日の朝日新聞夕刊の記事、見出しの言葉を並べると
「京都のホテル 多すぎない?」
「中価格帯は奪い合い 単価1割下落」
「深刻な観光公害 市は誘致を歯止めへ」


ここ数年、積極的なホテル誘致や民泊の導入を進めてきた京都市。10年一昔といいますが、10年前と今の京都市内を比べると、驚くほど外国人観光客の数が増えました。おもだった観光地は春と秋の観光シーズンはいうまでもなく、オフシーズンであっても異国にいるような錯覚を起こすほど、外国人観光客で賑わっています。その影響は、このブログでも過去に取り上げていますが、今や市民の日常生活にも相当大きくでていて、市バスに乗れない、他人の敷地に勝手に入ってくる、ゴミが散在している、芸舞妓を追いかけ回すなどマナーの悪さも目立っています。まさに観光公害とも言える状況です。

京都市内の宿泊施設は建設ラッシュが続き、ここ数年で1.5倍に増えています。それに比例して観光客も増えているのですが、そのうち日本人観光客は減少傾向にあります。その理由の一つが、「どこに行っても人が多すぎてゆっくり観光できない」というもの。今や日本人は京都を敬遠しているのです。

そこで京都市が打った手が、今後の新規ホテル誘致を抑制しようというもの。市内では新たに空き地が出れば民泊かホテルの建築確認の看板ばかりでしたが、ようやく舵が切られることになりました。これはこれで一定の効果につながればと思います。だた思うのは単にハコ物の制限だけでなく、「京都ではこういう風に観光をするんです」といったルール、マナーをもっと周知することも必要ではないかと思います。そういったものを纏めたチラシなどを宿泊施設で配布したり、ガイドブックに挟むなどして、もっと知ってもらう必要があるように思うのですがどうでしょう。迎える側もそういった努力は必要なんでしょうね。

 

2019年12月29日 11:23
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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社会保険労務士
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