休暇台帳はきちんと管理されていますか
そもそもの管理とは、従業員毎に今年はいったい何日の有給休暇が付与されていて、いつ取得して、残り何日あるのかということがキチンと管理されているかどうか。従業員から申請があったとき、もしかしたらその人は有給休暇を取得する権利がない人かもしれません。あるいは、取得日数が付与日数を超えているかもしれません。会社として、最低限の管理をしておくことが必要です。でなければ、従業員から申請があったときに取得できるのかできないのか、もしくはあと何日残っているのか質問されたときに応えられないということにります。これでは会社に対する信頼関係が壊れかねません。
有給休暇は時間単位や半日単位での取得も認められます。そのため、その記録として有給休暇台帳なるものを作成して、都度記録を残しておくことがポイントです。また、病気休職や慶弔休暇といった有給休暇とは異なる休暇についても併せて管理するのであれば、これらを纏めて休暇台帳とし、そこで有給休暇を管理することも考えられます。いずれにしても給与計算とも密接に関連するため、管理は必須です。
しかしながら、休暇台帳を作成していない職場は少なくありません。給与計算時に提示いただくタイムカードや出勤簿に「有給」とか、「慶弔」といったコメントを付けて「これで大丈夫」と言われることがあります。ただこれでは、給与計算はともかく、有給の残日数の把握や翌年に繰り越す場合の処理が非常に煩雑になってしまいますので、こういった事業主さまには休暇台帳の作成をご提案しています。
皆さんの会社、休暇台帳はありますか?
2020年02月10日 13:08