6月30日
ニューミュージック全盛時代の1982年6月30日、東京・九段下の日本武道館で、当時非常に人気のあったバンド、オフコースが日本武道館10日間公演の最終公演を行った日です。オフコースといえば、今でもソロで活動されている小田和正さんをはじめとする5人のバンド。「さよなら」の大ヒットをきっかけにメジャーグループとして数多くのヒット曲を送り出し、特に若い女性に非常に人気のあるグループでした。ただ、この年のコンサートツアー終了と同時に活動停止、もしかしたら解散するのではという噂が飛び交い、ツアーの締めくくりとなる日本武道館公演は連続10日間公演という日数と、ハガキによる応募者数53万通という数字が当時の音楽史の記録になったほどです。この日、私はこの年の4月に入学した高校の研修合宿中。クラスに同じくファンの人が数人いて、「今頃始まった時間だね」とか、「今ちょうどこの歌の頃かな」「もう終わったのかなぁ」等と盛り上がっていたことが今でも記憶の片隅に残っています。
あれから38年、いまでも小田さんのコンサートには出掛けています。その都度、いろいろな曲を聴くことで、その当時を振り返りつつ前を向いて歩く勇気をもらっています。今はこういった状況ですが、またいつかコンサートにいくことができればと願っています。
1982年のコンサートツアー終了後、活動停止となった後に発売したアルバムに収められている楽曲「NEXTのテーマ」の歌詞、好きなフレーズの一つです。
「新しい時の流れの中で、いつかまた会える時が来るね、そのときまたここから歩き出せばいいから・・・」
何か今の状況を表しているように思えてなりません。
2020年06月30日 18:17