採用担当者は誰がしますか?
多くは人事や採用部門の社員が担当しますが、それ以外の部門に属する、いわゆる現場担当者といった社員が担当することも少なくありません。多くの人が担当することで、選考がより多角的な目で実施される反面、面接慣れしていない社員が選考に入ることで、評価にばらつきが出たり、採用部門が見て欲しい、確認して欲しいポイントから外れてしまうということが起こります。
そういった弊害を避けるためには、採用担当者間で事前に評価基準について意識を合わせておく必要があります。採用部門として見て欲しいところや、確認して欲しいポイントについて明示し、どのような評価をつけるのかといったことについて確認しておくことが求められます。
一方で、面接の場においては聞いてはいけないこともあります。私が採用担当者のころ、ある役員のサポートとして面接に同席したときのことです。その役員は身体的な特徴を話題にあげて、何度も必要以上にその点について意見を求めるということがありました。本来それはあってはならない質問だったのですが、その学生は後に選考辞退を申し入れてきました。直接的な理由であったかどうかはわかりませんでしたが、ある意味で当然のことでした。そのときの役員の言葉は「精神的なタフさを見たかった」とのことでしたが、面接担当者の言動は選考や内定辞退につながるということも意識しておく必要があります。
いずれにしても、ポイントを明確にすること、最低限のマナーを理解しておくことが必要です。
2020年09月07日 18:19