業務中にスマホを触っていませんか?
そもそも勤務時間中は、就業規則などで業務を誠実に履行することが求められます。よって、あまりに過度に繰り返されるような場合には、注意を受けたり、服務規律違反で処分される可能性もあります。勤務時間中にはスマホを触らないようにし、就業規則で業務中のスマホ操作を禁止しておくのがいいかと思います。私の顧問先の多くでも就業規則で業務中の禁止事項の一つとして定めています。
また、もう一つ別の観点でも禁止すべき大きな理由があります。それは社内機密が容易に漏洩しかねないということ。写真を人知れず撮影することができ、画像やファイルをメールで送ったり、SNSに投稿することもできます。個人情報や社内機密を漏洩させれば、それはそれで処分の対象となりますが、そもそもそのリスクを軽減するためにも、勤務時間中という制限だけでなく、事務フロア内でのスマホ使用を制限することも求められます。
もっとも業務上の理由で使用することが求められることもあります。例えば何か調べ物をしたり、緊急で連絡を取る必要がある場合など。こういったケースのためには、業務用のスマホを備え、個人用との棲み分けをすることがよいのではないかと思います。
2020年09月11日 18:31