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5月から河川の氾濫情報が届きます

夕方の海辺
毎年必ずどこかで起きる集中豪雨と河川の氾濫、天災を避けることはできませんが災害を防ぐための手段が増えます。
国土交通省は、これまで2河川(鬼怒川、肘川)で取り組んでいた河川洪水情報のプッシュ型配信を、今年の5月1日から全国で国が管理する63河川に拡大すると発表しました。プッシュ型配信とは、身近なところで言えば、緊急地震速報のように、受信側が要求するしないにかかわらず、発信者から情報が配信される仕組みのことです。今までは、河川の氾濫情報は国(国土交通省や気象庁等)から、関係自治体や警察・報道機関に情報が配信され、そこから私たち住民に届くという仕組みでした。そのため、自治体の判断次第で住民への避難指示が遅れ、災害が大きくなるケースも過去に起きています。その都度、「避難が逆に混乱を招くことになると判断した」とか、「ここまでの被害は考えられなかった」という自治体の釈明ともとれる会見が報道されました。「これ、人災ではないのと」とテレビの前でつぶやいたのは私だけではないと思います。
今後は直接住民にそういった情報が届くことによって、早く情報を知ることができるということは大きな意味があります。ただ、その情報を受け取った後の判断や行動は住民個々に任されることになります。また、場合によっては自治体からの情報との重複も考えられます。情報はあるに越したことはないのですが、多すぎて判断に困るということにならなければよいのですが。

今回は63河川ですが、今後拡大されていくとのことです。「対象になっているからメールが来るまで安全」と過信するのも危険です。情報は自分で確認する取に行くことも必要です。
※写真は千鳥ヶ浜(三重県鳥羽市)

「緊急速報メールを活用した洪水情報のプッシュ型配信を国管理河川63水系にエリア拡大します!」に関する国土交通省の資料はこちら

2017年03月30日 05:23
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ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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