「プレミアム」な話題が京都にもありました
京都と大阪を結ぶ私鉄の1つに京阪電車があります。京都の出町柳から大阪の淀屋橋まで、時間帯によって多少差はありますが、特急電車に乗れば約1時間ほどで結んでいます。私も会社員時代、通勤で毎日出町柳~淀屋橋間の特急電車を使っていました。
京阪電車には特急の他に、普通・区間急行・準急・急行・快速急行・快速特急と毎日利用していた私でさえもその違いがよく分からないほどの種類があります。しかし、すべてに共通なことが一つ、それは料金が同じということです。つまり同じ区間であれば特急も普通も料金が同じなのです。この点は関西人でも知らない人が意外に多いのですが、京阪電車の特急は特急料金はいらないのです。今は・・・
ところが、今年の8月20日から追加料金が必要となる特急「プレミアムカー」が登場することになりました。(※プレミアムカーとなるのは、1編成に1車両のみ)
この特急、新型車両で座席指定であることは当然ですが、なんと専属のアテンダントが乗車・降車時に出迎え・見送りをしてくれます。その専属アテンダントはANA系列の企業に業務委託するということですから、航空機並みのサービスの提供ともいえるのでしょうか。他に、全座席にコンセントつき、wi-fi利用可能、ラゲッジスペースありとのこと。面白いのは、空気清浄機までついているというところです。
さて、お値段ですが、私の感覚では少し高い。プレミアムカー乗車時の追加料金は400円もしくは500円の2パターン。出町柳~淀屋橋まで乗車すると、乗車券470円+プレミアムカー500円=970円となります。通勤で毎日使うにはお財布には少し厳しいかもしれません。観光やたまに利用するのであれば、1時間500円で少しプレミアムな気分になれるのは安いのかもしれませんが。
ちなみに、同じプレミアムカーを導入している近鉄電車の特急「しまかぜ」、京都から賢島まで2時間半で追加料金は1130円です。1分あたりに換算すると、近鉄は約8円、京阪は約9円、微妙に近い値段設定に横並び感が否めません。
「座席指定の特急電車プレミアムカー」に関する京阪電鉄の資料はこちら
2017年04月09日 09:29