「そらまめ君」「はなこさん」
「そらまめ君」「はなこさん」それぞれ、名前の由来を聞けば、「なるほど!」と合点が行くことと思います。まず、「そらまめ君」これは、「空をマメに監視する」からついています。春先から空(大気)が白っぽく見えたりする原因となる、黄砂とPM2.5を監視する「環境省大気汚染物質広域監視システム」が正式名称です。そしてもう一つ、「はなこさん」こちらは、「はな(花)のこ(粉)」つまり花粉を観測する「環境省花粉観測システム」が正式名称です。
お役所というとなにかと堅いイメージですが、なんともお役所らしくない、可愛げのあるネーミングと思いませんか。いずれも24時間定点観測がされており、観測結果は環境省のホームページで公開されています。
花粉情報、PM2.5のいずれも民間の気象会社や自治体などでも独自の観測結果を公開しています。環境省の「そらまめ君」「はなこさん」と民間気象会社等とどこが違うのか、というと環境省はあくまでも観測実績のみを提供していて、予報は出していないというところが大きな違いです。また、観測地点も地域差はありますが少なめで、この点は民間気象会社の勝ちです。ただし更新間隔は環境省が35分毎、民間気象会社では1時間という設定が多く、環境省の勝ちです。まぁ、勝ち負けで評価するものではありませんが、どちらつかずというところでしょうか。
私は花粉症は日常生活で不自由を感じるほどはひどくありませんが、今や国民病ともいえるほどです。情報提供による予防や、薬やマスク等の品質の向上も進んではいますが、そもそも花粉が飛ばないようにするような根本的な対策があればいいのでしょうね。
環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)はこちら
環境省花粉観測システム(はなこさん)はこちら
2017年04月13日 05:24