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お金のはなし

毘沙門堂門跡
今日は財布の中に入っている「お金」に関するお話しです。

言うまでもなく財布の中には、紙のお金「紙幣」と、金属を鋳たお金「硬貨」が入っています。もしかして、「私はキャッシュレスでカードしか使わない」という人もいるかもしれませんが、ここでは入っていることにしてください。その「紙幣」「硬貨」、それぞれどこで作られているかご存知ですか?

紙幣は独立行政法人国立印刷局で、硬貨は独立行政法人造幣局でそれぞれ作られています。お金という括りでは同じですが、作っているところはそれぞれ別ということです。ちなみに職員の採用も別々に行われています。国立印刷局では、紙幣の他に、切手や印紙、証紙、パスポート、官報などの印刷もされています。一方造幣局では、硬貨の他に、万博やオリンピックなどの記念の際に発売される記念硬貨や、春と秋の叙勲の際に受賞者に送られる勲章等も作っています。

それぞれのホームページでは紙幣硬貨の製造工程を動画で見ることができます。個人的には国立印刷局での紙幣の製造が、材料であるミツマタを溶かすところから、最後の裁断でまるで子供銀行券を作るかのごとく1000万の束が次々とできてくるシーンが、ないものねだりからか印象的です。また、すべては公開されていませんが、偽造防止の技術なども、実物を手にして比べながら見てしまいます。

国立印刷局の工場は全国で4か所あります。近畿には滋賀県彦根市にありますが、彦根工場に通じる道路は「おさつ街道」と呼ばれています。地域密着型というべきなのか、でも知らない人からすれば、「おさつ=お札」とはなかなか結びつきませんよね。

さてそれぞれの紙幣の原価、国は公表をしていませんが1万円札で20円ちょっととよく言われています。それが日本銀行から世の中に流通したとき、1万円という価値を持つのは、日本という国への信用です。もしこの信用がなくなれば、そのときは子供銀行券と同じ、おもちゃ同然の価値になってしまうのです。

最後に、結構知られた話ですが、1000円札の横の長さはちょうど15cm、もし手元に定規がないとき、便利かもしれませんよ。
※写真は毘沙門堂門跡(京都市山科区)

独立行政法人 国立印刷局のホームページはこちら
独立行政法人 造幣局のホームページはこちら


2017年05月13日 08:25
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