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社会保障について学ぶのは学校だけ?

岡崎神社境内にて
厚生労働省のサイトには、「社会保障を教える際に重点とすべき学習項目」として資料がアップされています。学習の主な対象を「卒業後にすぐに社会保障制度に触れることが考えられる高校生」としていますが、皆さんはどう考えますか。

資料はあくまでも「社会保障の理念・内容・課題に絞り込み、主な学習項目の案を列挙」と断り書きがあるように、文書だけの構成です。実際に学校の先生が話をするとなると、こういった概念的な部分しかできないというのが現実でしょう。

でもせっかく実施するのであれば、もっと現実的な数字やどんなときに役に立つのかといった自分の身に置き換えて実感できるようにすべきです。また、社会保障の恩恵を受けるには、相応の負担をすることになりますが、この資料には負担の部分がほとんど触れられていません。

学校で教えることを否定はしませんが、もし行うのであれば、社会人になり初任給を支給されるとき、給与明細を横において、会社でするのがもっともいい機会ではないでしょうか。負担(保険料)はまさに給与明細に書かれているのです。健康保険証や雇用保険被保険者証も手元において話ができます。

私も社会人になったとき、当時の総務部の担当者から新人研修の一環として説明を受けました。「社会の仕組みってこうなんだ」と納得したことを覚えています。会社は変わりましたが、その経験から、前職で新人研修を担当していたときには、毎年新人に「給与明細の見かた」と称して講義をしていました。少なからずタメにはなっていたと思います。

総務部門や、研修担当者の方、是非来年の新人研修等で実施されていはいかがでしょう。

※写真は「うさぎ神社」こと岡崎神社境内にて(京都市左京区)

「社会保障を教える際に重点とすべき学習項目」に関する厚生労働省の資料はこちら


2017年06月15日 08:13
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ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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