人事評価で大切なこと
皆さんの会社には、人事評価制度がありますか?
人事評価、基本的なスタイルとしては、年に1回もしくは数回、所定の人事評価表の評価項目に記載した自己申告・上長の評価に基づいて、人事面談をすることが多いかと思います。
さて、この人事評価を行うにあたって、ポイントになることが2つあります。
一つ目は、人事評価や人事面談を通じて、会社の意向が社員一人一人に伝えられているかということです。では何を伝えるか?「評価のフィードバック」と「会社がその社員に求めること」です。せっかく自己評価や上長の評価をしたにもかかわらず、その結果を踏まえた会社としての評価が伝わらなければ意味がありません。また、会社が社員に何を求めているのか、何をしてほしいのかを明確に伝えなければ、社員は目標の立てようがありませんし、人生設計もままなりません。「言わなくても、わかるだろう」ではなく、はっきり伝えることが大切です。
二つ目は、人事評価結果と昇給・昇格や賞与などの査定がリンクしており、またそれが社員に説明がされているかという点です。社員は奉仕で仕事をしているわけではありません。仕事の評価である人事評価が給与に結びつかないと、仕事に対するモチベーションは維持できません。その積み重ねが、会社への帰属意識を左右することになります。
この2つのポイントが人事評価とリンクできていないと、社員からみればこれ以上不安(不満)なことはありませんし、仕事をすることによる満足感を得られません。給与や賞与が評価のすべてというわけではありませんが、相応に見合った評価の仕組みを作ることが人事の基本です。
※写真は竹中稲荷神社(京都市左京区)
2017年06月17日 08:07