サラリーマン時代の財産
お預かりした資料を元に、現状を把握するための調査資料の作成→概略版の作成→改善提案資料の作成→添付資料の作成と、エクセル・パワポ・ワードをフル活用で何とか作成を終え、プリントアウト。あとは日を変えて最終チェックです。
資料を作りながらふと考えたことがあります。「こういった分析資料や、提案資料の自分なりのフォーマット、サラリーマン時代に得た財産だなぁ」と。
特に私の場合、退職前の3年半ほどの間、東京と大阪でお客様のもとへ入場する、システム業界でいう「派遣入場」という形でプロジェクトに参画していました。いずれもプログラムやシステムを開発するというより、分析をして資料を纏め、提示・レビューするという日々であったことで、有り難いことにお客様に教えていただくことがとても多かったように思います。
中でも、東京でコンサルタントの方と1年間ご一緒する機会があったのですが、その方の資料のまとめ方、デザイン、レビューの方法等は、当時の私には自社で学ぶことのできなかった非常にインパクトがあるものでした。以後、いろいろと参考にさせていただいていることは言うまでもありません。
参考にするというのは、言葉を変えれば「真似をする」ということかもしれません。オリジナリティがないとも言えます。ただ、多くの仕事は少なからず「真似をする」ことから始まることも確かです。「学ぶ」の語源が「まねる→まねぶ→まなぶ」であるように、真似ることから学び、そこに創意工夫を加えていけばよいのはないかでしょうか。
教えていただいたスキルを元に、クライアント様に何かを提供することで役に立てれば、それがその方への恩返しになるのではないかと思います。
※写真は醍醐寺の五重塔(京都市伏見区)・・・市内で最も古い五重塔です(951年完成)
2017年07月08日 07:32