いよいよ7月18日試行運用開始です
内閣府のマイナンバーに関するサイトに、ようやく具体的な日が公表されました。マイナポータルとは政府が運用するオンラインシステムで、これを利用することで、行政機関が管理する個人情報や情報の提供履歴を閲覧したり、行政からのお知らせ情報を受け取ったりすることができます。内閣府が公表している具体的な機能は、
➀情報提供等記録表示(やり取り履歴)
行政機関の中で、個人情報の照会・提供がされた内容を確認するものです。どこからどこへ、どのような内容の情報の照会や提供がされたかは、すべて履歴が残されます。その履歴を私たちが確認できる仕組みです。
②自己情報表示(あなたの情報)
行政機関が管理する私たちの個人情報を確認することができます。
③お知らせ情報表示
行政機関から個人にあった情報の提供などがされます。例えば、子どもの予防接種の周知や、児童手当や住民税などの通知などです。
④子育てワンストップサービス
子育てに関するサービスの検索や、サービスを受けるために必要な申請をワンストップで行えるようになります。
⑤公金決済サービス
ネットバンキングやクレジットカードを利用して公金支払いの決済ができるようになります。
ただし、以前の記事でも書きましたが、利用するにはマイナンバーカードはもちろんのこと、ICカードリーダライタが必要になります。また、電子証明書の取得や利用するパソコンへの専用ソフトのダウンロードも必要です。これを機にマイナンバーカードを取得して、自分の個人情報がどのように管理され、どのようにやり取りされているのか確認してみたい気がします。
18日と言えば、今週末からの3連休明けからのスタートとなります。システムリリースによくあるパターンです。新しいシステムの開始にはプログラムの入れ替えや、データの移行作業などが必要になります。この3連休、マイナポータルにかかわるSEの方々は準備に多忙な日々となるのでしょうね。
少なからずマイナンバーにかかわった元SEとして、無事に運用開始されることを期待します。
「マイナンバー制度における情報連携の試行運用開始について」内閣府の資料はこちら
2017年07月10日 05:10