教室の冷房の設置率41.7%
昨日の朝日新聞朝刊の記事です。最近は毎年「猛暑」といわれる暑い夏が続き、設置率も急カーブで上がっているようです。今週末から多くの学校では夏休みとはいえ、今年も7月でも結構暑い日が続いています。冷房のない教室に何十人も入って授業を受けるのは「耐えることも勉強のうち」で済ませるのは無理があるように思います。
これも時代の流れなのか、やはり大きな理由は温暖化の影響なのでしょうね。少なくとも私が小中学生はもちろん、高校生であったときも、教室に冷房設備はありませんでした。暑くても、窓を開ければなんとかなる気候だったのでしょう。学校の立地といった環境の影響もありますが。
地域差でいえば、朝日新聞の記事ではもっとも設置率が低いのは、気候の影響もあり北海道の1.9%、逆に一番高いのは香川県で92.3%とのこと。全国で見ると結構ばらつきがあり一様に北低南高とは言えないようです。例えば香川県のおとなりの愛媛県が13.2%だったりします。設置率の差は、もしかして教育委員会とか市議会といった判断によるのであれば、子ども達にはちょっとかわいそうな気がします。
夏休み期間というのは、多くの人数が入ることができる学校施設が利用できるため、国家試験や資格試験、採用試験の多い時期でもあります。例えば、同じ試験を受けるのに、ある会場では冷房があり、ある会場ではないといった違いがあった場合、必ずしも同条件とはいえなくもありません。冷房のない会場で試験に加え、暑さと戦うのはしんどいですよね。
少し脱線しましたが、年々厳しくなる中で、少なくとも学習環境にこういった格差が生じることは、できるだけ避けてほしいものです。
2017年07月18日 09:48