水災の備えはできていますか
自宅に火災保険や地震保険を契約している人は結構多いかと思います。が水災の備えはどうしていますか。
実は、火災保険の補償で水災をカバーできている場合があります。いわゆる「住宅総合保険」といわれる保険ですが、従来の火災に加えて、水災や給排水設備の事故による水漏れ、外部からの物の落下・飛来・衝突、家財の損害等も補償範囲としているものです。よって、まず契約している火災保険の内容を確認することをおススメします。
ただし、水災に対する補償が付いたとしても、すべての事故が補償の対象となるわけではありません。一般的に
➀損害割合が時価の30%以上であること
②居住の用に供する部分の床上浸水であること
が条件となっています。もちろん、半地下や地下室でも補償の対象となります。補償される金額は、商品や契約時期によって異なります。万が一のこともあります。実際にいくら受け取ることができるかを、証券や保険会社で確認しておくことも必要です。
なお、損害保険の補償は、再調達価格(同じ構造・広さの家を今建てたら幾らになるか)を基準にする場合と、時価(経年で減価した価格)を基準にするものがあります。よって最大の補償であれば、住宅の建て直しに必要な保険金を受け取ることができます。
今日、自分の住んでいる地域で起きるかもしれません。「転ばぬ先の杖」を調べておきましょう。
※写真は伏見稲荷大社(京都市伏見区)
2017年07月27日 07:27