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社会保険労務士試験まであと2週間です

花(20170814)
第49回(平成29年)社会保険労務士試験は、8月27日に実施されます。あと2週間、受験される人にとってはラストスパート、お盆休みは関係ありませんね。

私は2度目の受験で第29回(平成9年)の試験に合格しました。この頃の試験は7月の最終日曜日、試験会場は全国主要都市のみ、試験は午前が記述式・午後が択一式で、私は大阪の近畿大学で受験しました。

社労士試験の大変なところは2つ、科目毎の足切り(合格最低点)と、長時間の集中力です。いくら全体で合格点を上回っても、1科目でも合格最低点を下まわると不合格になり、また特に午後の試験では、3時間半という長丁場を乗り切る集中力が必要です。

では、この2つを乗り切るためにあと2週間でできること、私が最後の1ヶ月にやっていたことをご紹介します。

まず、足切りにかからないためには基礎的な問題を確実に取ることです。そのためには、今更なにか新しいことに手を出して中途半端にするのではなく、今までやってきたことを、とにかく何度も繰り返すことを薦めます。特に、数字(日数、月数、年数、年齢、金額)や、以上以下・超未満といった単位、支給・加算・加入条件等、記憶がうろ覚えになっていませんか。おそらく今までの試験勉強で利用したテキストなどに一覧化されたものがあるはずです。これを利用して、リピート・リピート・リピートです。

次に長丁場を乗り切る集中力ですが、いまから2週間の間に少なくとも1回、本番の試験時間に倣って過去問を解いて、試験感覚(集中のしどころ)をある程度身に着けておくことです。私の場合、択一試験は最初の1時間30分で各科目6割程度を解く、10分ほど休んで、次の1時間20分で残りの4割を解く、残り30分でマークシートの記入・見直しとしていました。人それぞれの方法があるかと思いますが、ルーティーン化しておくと安心感にもつながります。人間の集中力は90分が限界とも言います。3時間30分をどう使うか、シミュレーションしておくこともポイントです。

もし、本番で難問が出たらという不安もあります。第29回試験も、記述の労務一般、択一の労基法・安衛法、労務一般が後に「超難問」と判定されました。でも、考えてみてください。こういったレベルの問題は、どの受験生にとっても難問です。大事なことは、それ以外の問題をしっかり取ることです。そのためにも基礎知識をきちんと整理しておきましょう。

残り2週間、まだまだできることはあります。何事もあきらめた時にすべてが終わってしまいます。受験生の皆さん、頑張ってください。


2017年08月14日 09:24
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

ファイナンシャルプランナー
社会保険労務士
マンション管理士
一柳 賢司

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