ジェネリック医薬品軽減通知が届きます
「ジェネリック医薬品軽減通知」とは、もし薬局で調剤した医薬品(先発医薬品)をジェネリック医薬品(後発医薬品)に変更した場合、どれくらいの薬代になるかの見込み額を通知するものです。通知は、勤務先を経由することなく、直接対象者それぞれに届きます。その対象者の条件は、
➀20歳以上
②ジェネリック医薬品に切り替えた場合に、一定の軽減が見込まれる人
で、被保険者・被扶養者に関係なく、個々に通知されることになっています。
ご存知の通り、ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、独占的な製造・販売期間が切れた先発医薬品と同じ有効成分・効能があると国(厚生労働省)が認めた薬で、開発に必要な費用と時間がかからない分、3~5割程度安く販売されている薬です。国は増え続ける医療費抑制の一手段として、ジェネリック医薬品の普及を進めていますが、欧米諸国が6割を超えているのに対し、日本では2割ちょっととまだまだ普及していないのが現実です。
そこでまずはその効果を知ってもらおうと、取り組んでいるのがこの「ジェネリック医薬品軽減通知」という訳です。ジェネリック医薬品を使うことは、医療費抑制もありますが、私たちが支払う自己負担(3割)分のお薬代も安くなるというメリットもあります。
医師が変更不可としている場合を除き、薬局で意思表示をすることでジェネリック医薬品とすることができます。薬剤師に都度直接相談することもできますが、ジェネリック医薬品希望カードを提示する、或いは健康保険証にジェネリック医薬品希望シールを貼っておくことでも可能です。ちなみに私は、シールを貼っています。
通知が届いたら、どの程度の効果があるか一度確認されてはどうですか。
※写真は哲学の道(京都市左京区)
「ジェネリック医薬品軽減通知」のイメージはこちら
2017年08月18日 09:56