記帳指導を受講してきました
全日程としては、セミナー形式の講義が2回と税理士による対面指導が1回の計3回予定されていますが、今回はその1回目、さしずめ「初級編」といった内容でした。
午後2時~5時までの3時間、最初の1時間が講義、そのあと2時間が実際に会計ソフトを使いながらの講義・実技というものです。
最初の1時間の講義は、青色申告について必要な条件や手続きの説明、白色申告と比較してのメリット・デメリット等、解かり易いものでした。もちろん既に青色申告の事前手続きは終えていますが、知識のブラッシュアップにもなり、むしろFPとして関心をもって聞くことができたものでした。
次に会計ソフトを使って、実際にテキスト通りに取引内容を入力していくのですが、こちらはやや想定外でした。最終的に貸借対照表と損益計算書を作成するために、各種の出納帳に取引を入力していくという作業です。講師の方は、「仕分けができなくても大丈夫です。ソフトが判断してくれます」との説明。確かに対象となる出納帳の種類と勘定科目が正しく選択できれば、入金・出金を間違えないように誘導してくれますが、そもそも出納帳の種類と勘定科目の選択の説明が今一つ足りないように感じました。
私は前職で簿記を多少かじったことがあるので、その点はクリアできましたが、周りを伺うと右往左往されている方が多く、まして、最後に出てくる貸借対照表と損益計算書が合うはずもありません。
個人的な感想ですが、最初の講義がよかっただけに、最後が少し残念な終わり方でした。もっとも、全3回を通せば全体が繋がるのかもしれませんので、「中間評価」ということにしておきます。
2017年08月22日 08:51