生命保険・医療保険見直しのタイミング
保険はリスクに対して備えるものです。よって、リスクが大きくなったり、あるいは小さくなったりしたときには、その都度見直しが必要です。いつまでも加入した時のままということでは、無駄な保険料を払っていたり、またイザというときに充分な保障を得られないといったことが起きてしまいます。
では、具体的にどんなときに保険(保障額)を見直すといいのでしょうか。
まずは、保障のプラスを考えるべきタイミングとして、
➀結婚し、配偶者が仕事をしていない
配偶者に定期的な収入がない場合、自分に何かあったときの最低限の生活費の備えを残しておきましょう。
②子供が生まれた
子供が独立するまで(18~22年間)の教育費・生活費の備えが必要です
③会社を辞めて自営業を始めた
会社員に比べ、自営業者は障害や医療について社会保障が小さくなります。その分プラスしておきましょう。
逆に保障のマイナスを考えるべきタイミングとしては
➀子供が独立した
もう教育や生活費の不足分に備える必要はありません。その分は減額できます。
②離婚した
③配偶者に先立たれた
自分に何かあっても、生活に困る人がいなければ保険は不要です。
④相続等を受けた、宝くじの当選等で相応の資産を得た
そもそも自分に何かがあっても、残された家族が生活に困らないだけの資産があれば、保険の加入は不要です。
⑤ローンを組んで自宅を購入し、団体信用生命保険に加入した
万が一のことがあっても住宅ローンは団体信用生命保険から返済されます。
上記のようなイベントが発生したら臨機応変に見直すことで無駄を省き、また不足のない保障を準備することができます。もし、上記のタイミング毎に見直すのは面倒ということでも、契約更新時には必ず見直しましょう。
保険は、保障のマイナスのときには不要ですが、プラスする場合には改めて「告知」や「審査」が必要になります。保険会社から見れば、支払う保険金額が増えることになるため、改めて健康状態などをチェックするのです。よって、場合によっては増額はできないということもあり得ます。ただし、契約の更新はできるため、そのままの契約内容で加入を続けることは可能です。
保険は、万が一の時の備えですが、「帯に短き、襷に長し」、保障が多すぎてはムダ、少なすぎては意味がありません。今の保障がマッチしたものかどうか、今一度見直してみてどうでしょうか。
※写真は宗像神社境内にて、猫の日にちなんで(京都市上京区)
2018年02月22日 05:41