朝刊を読みながらぼやいた独り言から
【その1】
昨日の大阪府・堺市長選挙、現職が大阪維新の会の候補者を破り当選しました。大阪維新の会といえば、大阪市を分割・再編するいわゆる「大阪都構想」を公約に掲げる地域政党です。大阪市では来年にも大阪都構想の住民投票が予定されているということで、今回の結果が少なからず影響がある云々の報道が、今朝の朝刊でされています。
この大阪都構想、2015年の住民投票で否決された経緯があります。個人的な意見ですが、そもそもいったん示された民意に対して、また形や表現を変えた住民投票でこれをひっくり返そうとすることに違和感を覚えます。一政治家や一政治集団の考え通りに民意が示されなかった場合、いとも簡単に「またやります」というのはどうなんでしょう。
大阪市は、ここ数年で行政の無駄を省く努力で、例えばバスや地下鉄などの公共交通機関の黒字化等を実現しています。名より実を取る改革をこのまま続けていけばよいのではないかと思うのですが。
【その2】
今夜にも安倍首相が衆議院解散に関する説明をするそうです。解散自体にいろいろな意見が特に野党から出ていますが、解散はその時々の与党がもっともいいタイミングで実施するもの。反対に分の悪い野党がこれを批判することもいつものことです。
むしろ疑問符がつくのは、自分の保身(当選)のために、烏合集散する人達です。今回でいえば、小池都知事が代表になるであろう新党に、ここぞとばかり乗っかる人達、ご自身が国民の代表であることを忘れていませんか。ご自身が大切にする政策や選挙民との約束は守られているんですか。
例えはよろしくありませんが、秘書への不適切な言動や、弁護士との不適切な関係で問題を起こした議員が、地元選挙区で「無所属」で出馬する方が、まだほんの少しですが、あえて困難に立ち向かう潔さを感じます。
以上、平凡な一市民が朝刊を読みながらぼやいた独り言でした。
2017年09月25日 09:02