Jアラートが鳴ったらどうしますか
たまたま北海道への旅行中、富良野市内のホテルで受信しました。ほぼ同時にテレビ画面でも通知され、多少の驚きはありましたが、特にホテル内がざわつくでもなく、まして館内放送や市内で災害無線の放送があるといったこともありませんでした。まったく何もなく、いたって静かでした。
このJアラートによる情報、受け取った側ではいったいどう扱ったらいいものかと、その時ふと考えました。この文章を見るに、そもそもJアラートは「まずは発射されたという事実を最優先に伝えるもので、その先どうするかは個人個人が、今置かれている状況で判断しなさい」ということなんでしょう。具体的に「〇〇地下街に逃げなさい」とか、「△△ビルに逃げなさい」なんていう細かい避難先を個々に指示することはできません。どう行動するかは個々で対処しなければならないんでしょうね。鉄道会社が電車を止めるのも、その行動の一つと言えます。
ところで、今思い出すと少し気になることもあります。それは、「何も起こらないだろう」という一種の慣れ、思い込みが既に受け手側にあることです。実際、私も何も変わりませんでした。今回の情報では陸地に着弾するという危険はないという判断でしたが、これが徐々に形骸化し、いざというときにせっかくの情報が役に立たないということにもなりかねません。
内閣官房のホームページによると、実際に陸地に着弾する恐れがある場合、情報の内容は変わるようですが、受け取り側がその違いを認識できるようにしておく必要があります。
万が一のその時に「あ~、またいつもの警報かぁ」では、行動に繋がりません。
Jアラートに関する内閣官房「国民保護ポータルサイト」の情報はこちら
2017年09月26日 05:04