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オフィスを一歩外に出たら要注意

祗園・新橋通にて(20171019)
会社員時代は新人研修で、また開業後もお客様からのご依頼で、情報セキュリティに関する研修の講師をしています。そのとき、「もっとも注意してください」とお話しするのが、本日のブログのタイトル、「オフィスを一歩外に出たら要注意」です。

企業の機密情報の流出、ここしばらくはマスコミに取り上げられるほどの大きな事件は起きていませんが、過去にはベネッセや日本年金機構などで大きな問題になりました。それぞれ、故意で持ち出したり、あるいはルールに反してメールを開いてウィルスに感染したりと、それなりにその原因がはっきりしています。また、PCやUSBメモリーの盗難・紛失なども、社内で定める取扱規則に反した結果起きるもので、本来は決してあってはならないことですが、流出の原因自体としては明確です。

ところが、私たちがあまり意識しない、何気ない言動が、もしかしたら大きな情報流出になっているかもしれないことがあります。それがオフィス外での会話です。自社ビルで、明らかに社員しか周りにいない場合は別として、自社ビル内であってもエレベータや食堂、トイレなどでの仕事の話は要注意です。ましてや、社外ではいうまでもありません。

でも、移動の電車内や、仕事が終わった後の赤提灯ではついつい仕事の話が出てしまいます。無意識のうちに話していますが、もしそれが何らかの情報流出となってしまったら、と考えるとちょっと怖くありませんか。現実問題として、今のご時世、どこで誰が聞き耳を立てているか分かりません。ICレコーダーを持っていなくても、スマートフォンでも簡単に会話を録音することができます。オフィスを一歩外に出たら、仕事の話には細心の注意が必要です。

それでもという時の最小限の防衛策、それは社名と仕事の内容を他人に悟られないように気を付けること。例えば襟章を外す、社名入りの封筒はカバンの中に、社名はイニシャルトークで、仕事内容は例え話でといった具合です。これは私も会社員時代に実践していました。

また、よくネームプレートをぶら下げたまま、食事に出かけたり、コンビニに買い物に来ている人を見かけます。「ちょっとした時間、誰も見ないし、別に大丈夫だろう」と考えがちですが、これもリスクがあります。ネームプレートには社名や所属・氏名・社員番号等が記載されています。見たいという意図を持った人に対しては「私の個人情報をどうぞ見てください」と言っているようなものです。また、そこにビルへの入退館に必要なICチップが内蔵されているようなカードであれば、紛失時には大きなセキュリティ事故になりかねません。

「口は災いの元」「壁に耳あり障子に目あり」、気を付けましょう。

※写真は祇園・新橋通にて(京都市東山区)
2017年11月09日 06:01
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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一柳 賢司

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