選挙から思うこと、「トップの行動」と「懐の深さ」
「希望の党」って一体何だったんでしょうね。前にもここで書きましたが、当選したいが為に、人気にあやかろうと乗り換えた人達と、二匹目のドジョウを狙った「ファースト」というキーワード。ちょっと国民を舐めているようにも思えてならなかったのですが、結果をみれば多くの人も同感だったのでしょうか。
しかし、トップの言動は大きいですね。昨夜からあちらこちらで最たる原因として報道されている「排除」の発言、もちろんこれもあったのでしょうが、実は周りに意見ができる腹心・参謀がいなかった、置かなかったということが一番大きな理由ではないかと思います。トップに立つ人には多少の強引さや、自己主張の強さは必要かとは思いますが、周りの意見を聞く謙虚さや、周りへの感謝の気持ちは必要です。都知事選・都議選の結果や、マスコミの注目を浴びて、少し無くされてしまったのでしょうか。期待する部分もあったので残念です。
また、「希望の党」も「維新の会」もあまりに同じ考え方で縛ろうとしたこと、あるいは限られた政策のみを全面に押し出したことも、受け入れられなかった一面だったのではないでしょうか。多様化している今の時代にはむしろ逆行しているように見えます。少なくも与党には多様性を受け入れる懐の深さがあるようには思います。
限られる選択肢から、なんだかんだと言いながら現状維持という結果になりました。自民党は圧勝したのですが、安倍首相の継続は臨んでいないという、ねじれのような現象があります。日本もアメリカ大統領のように、国民投票で首相を選べるようになれば、もっと民意が反映されるかと思います。実現には憲法改正という高いハードルはありますが。
いずれにしても、国民目線での政治を期待しています。
※写真は中京郵便局(京都市中京区)
2017年10月23日 07:26