京都の深夜の交通機関
まずは、京都市バス。平日と土曜日の深夜、京都駅・桂駅・出町柳駅・北大路駅といった主要駅から、それぞれの駅に到着する電車に接続する24時台の深夜バスが運行されています。残念ながら各駅に到着する最終電車との接続ではないため、大阪を最終のJRや私鉄で帰ってきた時には乗れませんのでご注意ください。
この深夜バス、行先を示す系統に「MN」という頭文字がついています。「MN204」とか、「MN205]といった具体です。この「MN」とは、「MidNigth」の略。そのままといえばそれまでですが、その日の最終深夜バスの哀愁がどこと感じられませんか?
そして、もう一つは地下鉄のダイヤ。京都市の地下鉄は南北に走る烏丸線と、東西に走る東西線があり、相互が烏丸御池駅で直角に交錯します。烏丸線がB2F、東西線がB3Fにそれぞれホームがあり、24時台では週に1度だけ、すべてのホームに電車が止まります。烏丸線は国際会館行と竹田行、東西線は太秦天神川行と六地蔵行の計4線が、毎週金曜日の24時25分、それぞれが接続待ちをして、全方向の乗り継ぎができるのです。
金曜日の深夜ということに配慮したダイヤですが、このダイヤ「24時」と「交錯する」にひっかけ「シンデレラクロス」とネーミングされています。エクスプレスと聞くと、我々の世代には、JR東海のシンデレラエクスプレスとダブってしまうのですが。
ちなみに、この24時台の毎週金曜日の最終地下鉄は、その名も「コトキン・ライナー」。こちらは、「古都」と「金曜日」からネーミングされています。地下鉄に限らず、京都では「コト」が付くネーミングを町のあちこちで見かけます。観光の合間に探してみるのも一興かもしれません。
※写真は美馬牛小学校(北海道・美瑛町)
2017年10月29日 09:12