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ブラック企業をどうやって事前に見分けるか

上七軒歌舞練場界隈にて(20171101)
先日打ち合わせで訪問した学校の先生からのご相談、「ブラック企業ってどうやって見分けたらいいんでしょうか」

就職担当の先生、就活前の学生さんにとっては切実な問題です。他の学校の先生からも以前に同様の相談がありました。ブラック企業といっても何か明確な定義がある訳ではありませんが、一般的には労働者を酷使して、使い捨てのように扱う企業でしょうか。 もう少し範囲を広げれば、法律を遵守しない、会社の就業規則や雇入れ時の雇用契約が形骸化している、精神論で労働者を使う企業といってもいいかもしれません。こういった企業には就職しない自己防衛が必要で、事前にそれを見分けることが必要です。 では、どうやって就職活動中に見分けるか。私が考える方法は3つ。

【1】採用担当者や社員の言動
面接官や先輩社員との懇談会などで出てくる社員は、いわばその企業を代表している人です。特に面接官の言動はポイントです。採用面接は企業が学生を見極める場所ですが、その反対、学生が企業を見極める場所でもあります。面接官の言動をよく見ましょう。見るからに疲弊している、覇気がない、質問に対して明確に答えない等は要注意です。また現場で働く人たちの労働時間や、仕事に対する考え方を聞いてみましょう。まず人事担当者が法律や就業規則に対する意識が低いようでは困ります。

【2】会社のホームページ

事前に会社のホームページを見て、気になるところは徹底的に質問することも一つの方法です。書いてあることが社内の共通認識であれば、その内容に間違いはない=事実ですが、担当者が知らない、答えられないということであれば、虚偽、あるいは誇張して書かれている可能性があります。また、社員数と新規採用者人数の比率、社員数の変遷もポイントです。毎年相当数の新規採用があるにもかかわらず、社員数が増えない、あるいは減少している場合や、社員数に比べ大量採用をしているといった場合は、大量離職が続いている、あるいは見越して採用している可能性があります。今やホームページはその企業の顔といも言える存在です。

【3】ネットでの評判
これはその情報の真偽をよく見極める必要がありますが、もし同じような書き込みが複数サイトで複数の人が書いていれば、それなりに信憑性があります。もし、その内容が自分の中で、その企業を選ぶに大きな要素になるのであれば、面接時に確認することも必要です。私も採用担当者の時には、サイトの書き込みは常にチェックし、その内容を質問された際には、その真偽を正確に伝えるようにしていました。

また、厚生労働省も労働基準法や労働安全衛生法等に違反した企業を一覧にして公表しています。残念ならが氷山の一角かもしれませんが、これもまた参考にできるでしょう。いずれにしても、自分の目と耳と口で、しっかり確認することが必要です。

※写真は上七軒歌舞練場界隈にて(京都市右上京区)

2018年01月11日 06:25
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ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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