社労士事例検討会に参加してきました
この事例検討会は、私が所属する京都府社労士会中支部でご一緒させていただいている先生が経営する社労士法人が、各地で定例的に主催されている事例検討会です。開業・勤務社労士の他、有資格の人が集まり、「事務手続きや労務相談、労務トラブル等の最近あった事例についてそれぞれの見解を意見交換する」(検討会パンフレットより抜粋)ことを目的とした会です。以前お誘いを受けたことが今回の参加のきっかけです。
社労士がかかわる事案は社会保険や労働保険、各種助成金に関する手続きと、労務・人事に関する相談の2つに大きく分かれます。このうち、前者の手続き業務というのは、どの社労士でもほぼ共通的な手順ですが、後者の相談業務は対応方法や解決手法は、相談内容やその背景によって、それぞれ異なってきます。事業主さんの考え方や、社員との人間関係、社員の生活背景などにもよります。同じ相談でも社労士の考え方は十人十色で異なります。実例に対するそれぞれの解決方法や考え方の意見交換はある意味でリアルで、昨日の検討会は非常に勉強になりました。
私も今は2:8ぐらいの比率で手続き業務より労務・人事管理や相談業務をメインにしています。昨日の事例に類似するケースは開業してからではなく、会社員として人事を担当していたときに経験したことがあったのですが、今思えば、会社員時代の経験というのは大きな糧になっているとつくづく感じています。手続き業務はハウツー本やマニュアルを見れば大体のことは対応できます。しかし、労務・人事管理や相談業務は実際の経験がモノを言います。この点は私にとってはある意味で大きなメリット、有意義に活かしてご提供できればと思います。
また、普段は京都府社労士会、特に中支部に所属する社労士の方との交流ですが、今回参加された多くの方は大阪府社労士会に所属される先生方。士業は何より人とのつながりが大切、その面でも有意義な機会でもありました。
次回は1月に京都市内で開催予定、今度は検討課題を持ち込んで、主体的に参加してみたいと思います。何事も「能動的に」が大切ですよね。
※写真は京都御所にて(京都市上京区)
2017年11月28日 07:02