お金の使い道、本当に大丈夫なんでしょうか。
そんな記事から一つ、来年度予算の総額が97.7兆円。この額自体はそれほど問題ではありません。よく考えないといけないのは、その収入源と使い道。一般庶民はあまり感じませんが、世の中は景気がよく、今年は思いのほか税収が多く見込まれるということです。約59兆円はまず「税金」という名の収入で賄えるとのこと。支出に対して約60%、不足分については「国債」という名の借金で約34兆円、支出に対して約35%となります。
そして支出、もっとも多いのは社会保障給付で約33兆円、次に「国債の償還」、つまり借金の返済に約23兆円。実に予算の4分の1は借金返済ということになります。一般家庭で住宅ローンの理想的な目安が収入の20~25%とされていますので、比べるには適切かどうかは別として、これほど借金を抱えた政府としてはやむを得ないのでしょうね。
さて、ここ数年は防衛費が毎年増えています。昨年もこの時期にブログで取り上げましたが、来年度予算では5.2兆円。人件費の伸びなどがあるにしても、もう少しなんとかならないものかと考えてしまいます。もちろん、防衛のための最低限のコストは必要ですが、今の状況を見ていると、かの国とのチキンレースになってしまっているようです。「目には目を」では終わりが見えません。またある国のいいなりになりすぎて、議論なしで決まっているようにも見えるのですが。
一方で個人に対しては増税となり、国民の負担は増加します。日本という国のお金の使い道を決めるのが政治家の大きな役割ですが、ちょっと外に向けて使う方が大きくなりすぎているように感じていますが、どうなんでしょうか?
※写真は京のおへそ(京都市中京区)
2017年12月20日 06:58