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ドラゴンボールのキャラクターとキラキラネーム

ロームシアター京都(20180105)
朝日新聞にこんな記事がありました。「ペルーで人気、ドラゴンボールのキャラクターから命名500人」

日本のアニメが世界各国で放映され、人気のあることは知られた話ですが、そのキャラクター名がその国の子供の名前に付けられているというのは驚きです。それだけ影響力が大きいといえば、評価としては良い方に考えるべきでしょうが、アニメからというのは外国のこととはいえ、ちょっと考えてしまいますね。ちなみにドラゴンボールの登場人物と思われる名前はなんと27種類に上っているとか。

この記事を読んで、ふと頭をよぎったのが、これは別にペルーに限ったことではないということ。日本でもいわゆる「キラキラネーム」あるいは「DQNネーム」といわれる名前、アニメやゲームに由来する名前も少なからずあります。一時はブームにもなりましたが、最近はどうなんでしょうね。少なくともメリットよりデメリットの方が大きく、そのデメリットは子供が大きくなればなるほど大きく、かつ本人が直接受けるだけにどうかなと思います。

私も企業で採用を担当していた頃に、応募者や実際に説明会に来た、或いは面接をした学生の中に、いわゆる個性的な名前の方を何人か見かけました。もちろん本人には全く責任のないことなんですが、残念ながらおそらく多くの採用担当者は、名前を見た時点でマイナスにチェックを1つ付けるのではないでしょうか。

キラキラネームを付ける親の思いというのは、「個性的な人に育ってほしい」ということが、その理由の一つにあると聞いたことがあります。でもそれは少し履き違えているところがあって、例えば採用担当者が考える個性とは、その人の内面から出てくるもので、決して名前ではないということです。やはり多くの人が考える、名前としてふさわしい、その人を表す、ちゃんと意味を持った範囲で親は付けてあげるべきだと、私は考えます。

名前は、生まれてきた子どもに親が最初に与えるものというだけでなく、子どもは死ぬまで自分を表すものとして使っていくものです。いろいろな場面で、自分を表し、あるいは呼ばれるものです。一時の親の感情や自己満足ではなく、子供の将来も考えてプレゼントしてあげるべきではないでしょうか。

※写真はロームシアター京都(京都市左京区)


2018年01月05日 05:53
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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