100周年、300周年と1周年
以前にも100年企業について、このブログで取り上げたことがあります。
☞「創業100年以上の会社の条件とは」
ちなみにいまから100年前、1918年(大正7年)は米騒動で高校野球が中止になり、また第一次世界大戦が終わった年、こんな時代から続いている企業とはどんなところがあるかというと・・・
メジャーな企業としては、パナソニック、神戸屋、シチズン、象印マホービン、ニチバン、関西ペイント、帝人などです。いずれも企業名を聞けば商品が思い浮かぶような企業ばかりですが、簡単なことではありません。戦前~戦中~戦後~高度経済成長~バブル~現在まで、100年という時間の中で、それぞれの時代にマッチした、或いは先を見据えた経営があったからこそなんでしょうね。
また、言うまでもなく100年間働いてきた人はいるはずもありません。創業期から今まで、それぞれの時代に働いていた人たちによって、企業独自のDNAが脈々と受け継がれてきた結果でもあります。企業を成すのは何はともあれまず「人」、「人」を大切にしてきたからそこという面もあるのだと思います。
平成に入ってから創業した多くの企業、特にIT関連の企業は今後どうなっていくのでしょうか。世の中がどんどんシステム化される中、技術者不足はよく聞く話ですが、技術の進歩が早い分、淘汰も進んでいくのではないでしょうか。先行の100年企業と同様、時代のニーズにあったかじ取りをした企業が生き残っていくんでしょうね。
今年周年を迎える企業には創業300年となる企業が京都市にあります。1718年(享保3年)、暴れん坊将軍で有名な徳川吉宗の時代に創業した、京扇子の「山岡白竹堂」。同社のホームページにも300周年のコメントがあります。それにしても伝統の重みはすごいものです。
そんな企業と比べるにはあまりにも失礼ですが、当事務所も本日で1周年となりました。いつも、多くの方にご支援いただきありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
※写真は居酒屋「菜の花」にて(釧路市)
2018年01月06日 09:52