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昔に比べて仕事の絶対量は増えている?

大津港(20180120)
今週のある日、京都市内で開かれた勉強会に参加したときの議論の一つ。

「昔に比べて仕事の絶対量は増えている」

実際に働いている皆さんはどう感じていますか。一言で「仕事が増えている」といってもその理由にはいくつか考えられます。例えば、
【1】仕事を進める手続きの複雑化
IT化が進むにつれて、システムに置き換わった仕事がある反面で、そのシステムを利用する際のセキュリティはどんどん複雑になり、厳格化されています。同じ職場で働いていても、システムが使える使えない人、使えても取得できる情報に差があることによって、同じ仕事をする場合にも、人により余計な作業が必要になります。あるいは、「情報の共有」という主旨で、溢れんばかりのメールが毎日届き、それを選別するだけでも多くの時間を要したりします。

【2】外部への情報発信
今やどの企業・官公庁・自治体でも利用しているホームページ。私も毎日いくつかのサイトを見ていますが、必ず見るのが官公庁の「新着情報」。多くはプレスリリースの内容ですが、自治体では住民に対する「お詫び」といった内容も多くあります。その内容はシステムダウンや、住民宛通知の誤発送、職員の懲戒処分、税金や保険料の誤徴収・誤還付など。市民サービスあるいは情報開示として必要であることは確かですが、専門的なことまで、ここまで書くまでにどれくらいのコストがかかっているのだろう、と思うこともしばしば。税金の使い方と、本来するべき業務があるのでは、疑問を感じたりすることもありますが、どうでしょうか。

【3】クレームへの備え
「クレーマー」という言葉が使われるようになって久しいですが、多くの組織でそれに応えるため、あるいは防止するための「仕事」があることは確かです。お役所、学校、企業の様々なところで実際に起きた時の対応、あるいは起こったときを想定したり、起こらないようにするための準備に多くの時間とコストがかかっています。これも「サービス」の一環であり、「貴重な意見の収集のため」という考え方もありますが、以前はなかった仕事。結構大変なんですよね。

よくよく考えると、これらの根っこに共通するのは、情報を簡単に多くの人が知ることができるようになったこと。発信する手段ができたので、情報を多くの人に発信する、情報を知ったから行動を起こす、またそれに応える。そんな社会の仕組みの中で、「新たに生み出された仕事」なのではないでしょうか。

※写真は大津港の桟橋から(滋賀県大津市)

2018年01月20日 09:56
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ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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