東海道新幹線に乗るとき、どうしていますか
私の場合、前職でサラリーパーソンをしていた頃、採用業務やシステム開発業務で頻繁に東京-新大阪、京都間を乗車しました。おそらくその回数は200往復以上、今の仕事を始めてからも最近は顧問先への定例訪問で毎月1回は利用しています。
そのときに利用しているのが、利用している人も多いJR東海の「エクスプレスカード」です。このサービスが始まったのがちょうど社会人1年目の1989年、物好きな性格もあってすぐ会員になったのですが、当初は電話予約をして乗車時にみどりの窓口で発券してもらうという仕組みでした。それが今や、スマホやパソコンから予約をし、ICカードで改札を通過できるという便利な仕組みになりました。今や会員数は300万人を超えており、改札を通過するときは半数以上の人は「ピッ」とタッチしているのではないでしょうか。
さて、このエクスプレス予約を長年使っている者としてメリットを2つあげるとすれば、「安い」と「簡単」でしょうか。まず、料金が正規の値段とくらべて割安になっているということ。例えば
乗車区間 | 正規料金 |
エクスプレス (普通席指定・IC) |
エクスプレス (早得) |
---|---|---|---|
新大阪-名古屋 | 6,560円 | 5,580円 | - |
新大阪-東京 | 14,450円 | 13,370円 | 12,340円 |
京都-東京 | 13,910円 | 12,830円 | 11,800円 |
といずれも1,000円程度安くなっています。往復で2,000円、社用の場合にはメリットは会社でしたが、私用であれば車中でのお弁当代程度には相当します。結構大きいですよね。ただし、EX切符(ICカードで改札を通る)の場合には、在来線の乗り継ぎ料金が別途かかります。例えば、東京駅で中央線に乗り換えて新宿駅に行くようなケースです。この乗車料金が別途必要になるため、新幹線改札を出る際に、エクスプレスのICカードとsuicaやpitapaといったICカードを同時に改札にタッチする必要があります。ただし、JR会社の区間を跨って在来線を乗車した後は、この方法は使えませんので、窓口でいったん精算する必要があります。(例えば、JR東海の大垣~JR西日本の米原間を在来線で移動し、米原駅から新幹線に乗る場合など)
次に「簡単」、これはスマホやパソコンからいつでも予約ができる(23時から5時半は不可)こと。また乗り換え変更も制限なく何回でもできるということです。私もよくありましたが、仕事の都合で急きょ変更したいときにも、みどりの窓口に行くことなく、簡単に変更できるのは本当に便利でした。サラリーマンにとっては料金よりもこのメリットの方が大きいのでは。ただし、クレジットの決済は最初に予約を入れた日が基準となるので、場合によってはまだ乗っていないのにクレジット支払いが先になるということもあります。
最後に、何度も利用する人への特典ともいえますが、エクスプレス予約で乗車すると、その距離に応じてポイントがたまります。そしてこのポイントを1000ポイント使うことで、グリーン車を利用することができます。東京-京都の場合、6往復で1000ポイントになるのですが、毎週往復していた頃、1ヶ月ちょっとの間隔で出張の帰りにグリーン車に乗るのが、ちょっとした自分へのご褒美でした。なつかしい。
2018年02月23日 07:52