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平日の観光客を見てふと考えたことから

下鴨神社(20180304)
京都は言わずもしれた観光地、観光シーズンともなると寺社仏閣だけでなく、飲食店にも多くの観光客が溢れます。ここ数年は外国人の増加が目立ちますが、昨年来開業して平日昼間に市内を歩くようになってふと気づいたことがあります。それは、親子連れの日本人観光客です。

何がおかしいのか、それはその子供が見るからに小学生と見える家族連れが結構いることです。平日に京都に旅行に来ているということは、おそらく学校を休んできているのではないでしょうか。たまたま、何かの学校行事の振替で休みとか、忌引き等の休まざるを得ない理由で来ているという場合は別ですが、学校を休んで家族旅行、みなさんの考え方はどうでしょうか

もちろんその家族の、親の判断、考え方によるもので、大きなお世話なのかもしれませんが、個人的な意見として、学校を休んで家族旅行というのは、NGではないかと思います。学校というのは、大人でいえば会社のようなものです。親は有給休暇なり、正当な根拠による休暇をとっているでしょうが、子どもは悪く言えば、旅行という名の「ズル休み」です。小さいうちに私用で休めるということを覚えてしまうと、大人になってから何よりも私用を最優先することが当然となってしまうかもしれません。また、自分が子どもの頃そうだったように、また自分の子供にも同じ事が繰り返されることになりかねません。親の責任として子供に教えるべきことではないというのが私の意見です。

そしてもっとよくないのは、子供が学校を休む理由について先生や同級生にウソをついてしまうこと。正直に「家族旅行に行きます」というなら、まだいいとして、ウソをついて(つかせて)まで、休ませるのはどうでしょうか。

「平日の方が安い、空いている、親も有給休暇で行ける」と、「親としての子どもの教育」はどちらが優先するのか、自ずから答えは共通ではないかと思いますが。

※写真は下鴨神社境内にて(京都市左京区)

2018年03月04日 18:10
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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