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どんな職業にも経験が求められます

哲学の道にて(20180413)
一昨日、滋賀県の彦根市でショッキングな事件が起きました。19歳の警察官が交番で上司であり、指導係でもある警察官を拳銃で殺害したという事件です。

どの職場にもある教える側と教えられる側の立場、そこには受け手の捉え方次第ではパワハラとなり得る状況もあります。特に警察官という上下関係の厳しい社会では、もしかすると我々より厳しい部分があるのかもしれません。ただ、今回の事前の引き金が、その教育や指導の方法にあったとしても、それで人の命を殺めるようなことは到底常識では考えられないこと。まして「これがパワハラ抑制のきっかけになれば」というような意見は、無責任極まりない、ちょっとピントがずれています。こんなことがほんの少しでも正当化されることはあってはならないと思うのですが。

また、19歳の警察官が拳銃を所持する、今までは当たり前であったこと、それほど気にしなかったことが、この事件を通してみると少し考えないといけないことなのかもしれません。世の中で人の命を預かる仕事、例えば公共交通機関の運転士や飛行機のパイロット・医者・薬剤師、人の権利義務を扱う仕事、例えば各種の士業は、相当年数をかけて知識や技術、経験を積んだのちにその職業に就いています。警察官も同様に警察学校で職業倫理等の必要な知識を学んでいますが、卒業すれば19歳でもベテランの警察官と同じように、「拳銃」を所持することができる。年齢的な面だけでなく、経験値のあまりに少ない人が、使い方によっては最強の武器を手にすることは、少し怖く思うのは私だけでしょうか。

今回の警察官と同じような年齢で、武器を扱う仕事といえば、自衛官や海上保安官といった職業も同様です。でも大きく違うのは、警察官はその武器を携帯して私たちと一緒に生活しているということ。警察官であっても社会人、一定の経験値を積み、適性を判断してから拳銃を所持するというプロセスがあってもいいのかもしれません。

少子化の現在、警察官でさえ求人サイトを利用して募集している時代です。新人警察官の中にほんの一握りでも、倫理観を欠く人がいて、それを任官まで見破れなかったら・・・、こんな事件は二度とあってはなりません。


2018年04月13日 15:38
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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