屋根より高い鯉のぼり~
平成30年度「こいのぼり掲揚式」を4月23日に実施します
内容を読んでみると、子どもの健やかな成長・発達を願い、1958(昭和33)年から毎年行っているとのことです。何と私が生まれる以前から行われていることになるのですが、知りませんでした。でも、最近街中ではあまり鯉のぼりを見かけませんよね。
子供のころは、大きさの大小や数の多さはあれ、結構多くの家の庭に歌の通りに「泳いでいた」という記憶があります。もっとも私は田舎育ちであったこともあるのかもしれませんが、3月~5月にかけてはよく見た光景です。定かではありませんが、鯉の上に男の子が乗っている柄もあったような記憶があります。
ところが、最近はあまり見かけないのは、マンションの増加等で戸建ての家が減ったとか、少子化で子供のいる家が減ったということもあるのでしょうか。また、ある意味で見えの張り合いのようなことになるために、華美なひな祭りと鯉のぼりを控えるようになった地域がある、という話を聞いたことがあります。本来は子供の健やかな成長を願うものが、家同士の競争に変わってしまっては意味がありませんが、でも、マンションのベランダに飾られている小さな鯉のぼりを見かけると、ちょっと微笑ましくなったりもします。
中国では「鯉の滝登り」にもあるように鯉は立身出世の象徴ともされています。時代の流れや、華美な競争云々はともかく、本来込められた願いで眺めたいものです。
2018年04月14日 07:07