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「適材適所」、今日の朝刊から考えたこと

6月の梅雨の晴れ間(20180607)
今日の朝日新聞朝刊、今年から大リーグに移籍して活躍している元オリックスの平野投手の記事がありました。タイトルは「あの平野佳寿が…適材適所の妙 大リーグ13試合無失点」

新人の年こそ活躍した平野選手が、その後は故障や精神的なストレスで、思い通りの成績が上げられなかった時期が続いていました。そんなときに当時の岡田監督が、その気質と技術を見抜き、先発から中継ぎ・抑えに配置転換をして成功し、今の大リーグでの活躍に結びついているというもの。

野球の世界に限らず、その人の性格や技術、持って生まれた個性に見合った仕事や役割を与えられたことによって大きく変わることって皆さんの周りにも、あるいは皆さん自身が経験されていると思います。会社組織の中でも、今までは全く日が当たらなかった人が、配置転換によって大きく成長したという話はよく聞きます。

会社組織では、定期的な配置転換などによって一通りの業務経験を積ませる、いわゆるゼネラリスト的な人材を育成することもある意味では重要です。仕事が属人化して、その人しかわからない、できない仕事を無くすためです。でも、私は個人的にこの考え方は、社会人になったときから受け入れ難いものでした。人にはそれぞれ専門分野や得手不得手があります。それを無視した配置によって成果を求めたり、成長を期待するのは会社にとっても、本人にとってもメリットがあるように思えません。

会社組織では、その人の適性を見抜き最も能力を発揮する仕事で成果を出してもらうことは、限られた労働力で収益を上げていくためには不可欠なことです。また多くのコストをかけて採用した人材が、早々に離職していくことを避けるための一つの手段とも言えます。社員全員の好きな仕事を希望通りさせることはできませんが、適材適所の配置は会社と社員の双方が成長するには不可欠なことです。

ただし、最も重要なことは適材適所を見抜く管理職や会社上層部の「目」なんでしょうね。


2018年06月07日 11:28
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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一柳 賢司

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